こんにちは。UPSHARE広報部です。普段は社内のちょっとした風景や、メンバーがどんなふうに試行錯誤しているかをお伝えする役目を担っています。

今日は少しだけ真面目に、私たちが日々取り組んでいる「Web制作・EC・システム開発」という、一見バラバラにも見える事業の繋がりについてお話ししたいと思います。「なんでこの会社、いろいろやってるの?」と聞かれることもありますが、実はこれ、パズルのピースが噛み合うように、面白い化学反応を起こしているんです。
異なるジャンルが交差する、アップシェアの「視点」
Webサイトを作ること、ECサイトを構築すること、そして業務システムを開発すること。これらは専門領域こそ違いますが、現場で向き合う本質は案外似ています。それは「誰が、どんな目的で、どう使うのか」という問いです。
たとえばWeb制作の現場では、デザインや体験の美しさが重視されます。一方でシステム開発は、正確さや効率が命ですよね。ここだけ見ると水と油のように感じますが、アップシェアではあえてこの垣根を低くしています。
Web制作で磨いた「ユーザーにどう見せるか」という感性をシステム開発に持ち込むと、単に動くだけではない、使い勝手の良いUI(ユーザーインターフェース)が生まれます。逆に、システム開発の論理的な思考をWeb制作の工程に組み込むと、更新が楽な構成や、拡張性の高いサイト設計ができるようになる。「どっちも中途半端にならない?」と心配されるかもしれませんが、実務ではむしろ逆です。一つの視点に固執せず、異なる知見を掛け合わせることで、想定外の課題に遭遇したときの解決策の引き出しが増えるんです。
AIは「助手」ではなく「思考の相棒」
今、私たちの現場で欠かせないのがAIの存在です。アップシェアではAIを部分的なツールとして使うのではなく、実務の工程全体にどう組み込めるかを日々継続的に試しています。
ここで大切なのは、AIに丸投げしないこと。現場では、コードの記述やリサーチのたたき台をAIに任せつつ、最終的な「設計思想」や「品質の担保」には必ず人の手を介します。AIが出してくれた答えをそのまま信じて「はい、完了!」とするのではなく、「なぜそう判断したのか?」と問い直すプロセスを大切にしているんです。
たとえばECサイトの開発でAIを活用する際、過去のシステム開発で得た「データの整合性」に関する知見が役に立ちます。AIが生成したコードが効率的であっても、データベースの設計に矛盾がないか、セキュリティ上の死角はないか。そこをチェックするのは、やはり複数の領域を渡り歩いてきた私たちの経験なんですよね。AIが賢いのは間違いありませんが、AIは「空気を読む」のが少し苦手です。だからこそ、私たちが翻訳者として、技術と目的の橋渡しをする。この役割分担が、今のアップシェアのスタイルになっています。
失敗から学び、形を変えていくこと
もちろん、すべてが上手くいくわけではありません。新しいAIツールを導入して「これはすごい!」と思った翌日には、別のツールのほうが効率的だったと気づく……なんてことは日常茶飯事です。
そんなとき、一つの事業に特化していると、「この道しかない」と苦しくなってしまうかもしれません。でも、Web制作、EC、システム開発と複数の足場があるおかげで、「こっちでダメなら、別の手法でアプローチしてみよう」と冷静に方向転換できます。失敗しやすい点は、往々にして「手段の目的化」です。AIを使うこと自体が目標になってしまうと、本質的な改善から遠ざかってしまいます。現場では常に「これは本当にお客様のためになっているか?」を立ち止まって議論するようにしています。これ、意外と耳が痛い指摘になることもあるんですけどね。
つながりが生む、次の「当たり前」
異なる事業を並走させることは、例えるなら、料理人が和食の技法でフレンチのソースを隠し味に作るようなものです。単なる足し算ではなく、掛け算で新しい価値を生む。Web制作で得た「見やすさへのこだわり」が、ECサイトのコンバージョン率改善につながり、そのECの裏側を支えるシステム開発の経験が、また新たなWebサービスを生み出す。この循環があるからこそ、私たちは新しい技術に対しても、怖がらずに、でも慎重に挑戦し続けられるのだと思います。
「Web制作・EC・システム開発」と看板は並んでいますが、私たちにとってそれは別々の事業というより、一つの大きな「ものづくり」という体験の集合体なのかもしれません。これからも、一つひとつのプロジェクトを通じて、技術と知見を混ぜ合わせ、お客様と一緒に「少し先の未来」を形にしていきたいですね。次はどんな面白い挑戦が待っているのか、私自身も楽しみにしています。



