バックヤードの自動化(最適化)ってなに?

by 安斎直紀

■バックヤード業務とは

ECにおけるバックヤードとは、商品が売れた後に発生する一連の業務。

EC業務の一覧

上記のように、商品登録や訴求、商品開発など直接売り上げに関わる作業をコア業務と呼びます。
そのほか、売れた後の業務をバックヤード業務と言います。

■バックヤード業務は重要じゃない?

バックヤード業務は直接売り上げに関わらないし、重要じゃないと思う方もいるかもしれませんが、
バックヤード業務は非常に重要な業務なんです。

受注処理が疎かになると、
・希望日や希望時間を見落とす。
・在庫処理が正確に出来ておらず売り越し※1が発生する。
・お客様へのメール連絡に漏れが発生し、リピーターが育たない
・梱包の状態が悪くクレームにつながる

一例でですが上記のような事が起きます。
実際、極端な話ではなく、上記の様な出来事は結構起きがちな事なんです。

※1、売り越し
売買数量のうち、買い数量よりも売り数量のほうが多いこと

■何故バックヤード業務で事故がおきるの?

バックヤード業務で事故が起きる原因は、担当者の単純作業の業務負担が大きいからです。

例えば、楽天 ヤフー Amazonを運営していたとします。
一日100件の受注が有ると、毎日楽天 ヤフー Amazonにログインして、受注内容の確認作業が発生します。
売れた分の在庫を各店舗に反映。
「在庫はあるかな?」「住所は間違ってないかな?」等を全店舗で確認し、受注を確定。
「希望日はあるかな?」「希望時間は?」等を全店舗分確認しながら、お客様にメールを送信。
売れた商品のピッキング作業を行う。
梱包作業を行う。
発送会社のシステムにログインし各種店舗の伝票を見つつ、発送伝票を作成し、配送番号を控える。
各店舗にログインし、各種受注データに配送番号を挿入して発送メールを送る。
発送業務を行う。
各店舗に来ているお問い合わせに返信等の対応。

上記の作業を担当者数名で毎日毎日大量に対応しないといけないんです。
人の目というのは結構信用ならないので、どうしても一定数ミスが起きる。
ここでバックヤード業務に事故が発生するんです。

■じゃあどうすればいいの?

そんなこと言ったってどうすればいいのか?

答えは簡単です、最適化をするんです。

■バックヤード業務の最適化とは

「何故バックヤード業務で事故がおきるの?」にて説明した内容は、売る上げには直接関わらないけども重要な作業
なのに手間がかかるものなんです。
そういう作業はツールや仕組み、サービスを利用し、極力手間を省いて担当者を売り上げに直接関わる「コア作業」に専念する時間を捻出する事が非常に重要なんです。
上記を大小あれど、対応していくのがバックヤード業務の最適化です。

具体的にどのようにすればいいのか

楽天 ヤフー Amazonを運営。
A、毎日楽天 ヤフー Amazonにログインして、受注内容を確認作業
B、売れた分の在庫を各店舗に反映。
C、「在庫はあるかな?」「住所は間違ってないかな?」等を全店舗で確認し、受注を確定。
D、「希望日はあるかな?」「希望時間は?」等を全店舗分確認しながら、お客様にメールを送信。
E、売れた商品のピッキング作業を行う。
F、梱包作業を行う。
G、発送会社のシステムにログインし各種店舗の伝票を見つつ、発送伝票を作成し、配送番号を控える。
H、各店舗にログインし、各種受注データに配送番号を挿入して発送メールを送る。
I、発送業務を行う。
J、各店舗に来ているお問い合わせに返信等の対応。

先ほどの内容を、それぞれアルファベットで分けました。
ABCD、HについてはOMSと言われるシステムの導入で自動化できます。

ネクストエンジンというシステムの導入がおすすめです。

■ネクストエンジンで何が出来る?

ネクストエンジンでは、
受注の一括管理機能で今まで別々にログインし、受注確認を行っていた作業が、ネクストエンジンにログインするだけで全ての店舗の受注を確認出来る。

在庫も自動連動によって、楽天で10個売れるとヤフーやAmazonやそのほかの店舗の在庫もマイナス10をしてくれるので、売り越しのリスクを無くなる。

伝票の住所間違えも自動で郵便番号と住所を判定しているので、1伝票ずつ確認しなくても、間違えがあるとアラート出てすぐわかる。

伝票の取り込み機能で、希望日や希望時間もそのまま入ってくるので、見落としがなくなる。

発送システムのデータを取り込むことで、ネクストエンジン内の伝票に配送番号が付与出来、かつネクストエンジンのメール送信機能を使うことで、発送連絡も自動で送信される。

ネクストエンジン内で完了になると、モール側でも完了となって、モール側での「完了」のし忘れがなくなる。

■他にも出来ることは沢山!

正直ネクストエンジンの最適化も、上記は一部でしかなく、自動化を進めることで様々な事が自動化され手間がほぼ無くなります。

ECでは他にも

カスタマーサービスの外注
物流関連の外注

が可能になっています。
カスタマーサービス(CS)の外注では、お客様とのやりとりやクレーム処理やレビュー返信の対応等を一気に引き受けてくれます。
物流関連の外注では、ネクストエンジンの伝票取得し梱包から発送までを対応してくれます。

すなわち、ECのフロント業務以外は最適化と外注処理でほぼ手放しが出来るんです!


まずはいったんどこまで何が出来るか相談をしてください。
「ブログを見た」といって貰えればスムーズに対応が可能です。
電話番号:

050-1791-1534

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